ネタだよ

第五話B、プロローグ部。
戦闘表現難しいのをえらんじまったとおもっている。
第五話B 【風に負けないハートのかたちなの?】
(9月15日・時空管理局・次元空間航行艦船アースラ艦内)
アレックス「あれ?」
ランディ「どうした?」
アレックス「いや……まぁ、気のせいか」
アレックス(なんかやたらと行き来の激しい世界だな、あそこ……。また一人飛び込んでったように見えたけど)
エイミィ「しかしまぁ、目まぐるしいこと目まぐるしいこと」
アレックス「エイミィさん、先日からやけにあそこサーチしてますけど、そんなに情報量が広いんですか?」
エイミィ「本当は会議の間の情報操作でもしたいところなんだけどそうなのさ〜。
 なんかね、あそこしょっちゅう小規模の時空震が起きてるの。これは艦長にも報告したし理由付けにも使えると思ってるけどさ」
アレックス「時空震…歴史改変ですか?」
エイミィ「って、ああ、まただよ。ああもう、これで何度目になるんだかわかりゃしないなぁ。
     そうそう、そうなのだよワトソンくん。あの星の一部地域で歴史が動いてる。それがどういう理由によるものかは現地に協力願ってるけどね」
アレックス「アレックスですけど。
      現地協力者というと、資料にあった……」
エイミィ「そう、UCAT」
(9月15日・さざなみ寮・早朝)
(電話音)
耕介「…とっとっと。誰だぁ、こんな朝からぁ」
(ガチャ)
耕介「もしもし?」
?「もしもしー、耕介くん?」
耕介「! この声…ゆうひかっ?」
ゆうひ「あははー、お久しぶりやねー、耕介くん」
耕介「元気か? いや、元気そうだな。
   今どこにいるんだ?」
ゆうひ「南半球はオーストラリアや、いっやぁカンガルーはかわいいなぁー」
耕介「新しいシングルのPV収録か?」
ゆうひ「そうそ。そいでな、明後日あたり、久しぶりに日本に戻れそうなんよ。顔出してもかまわんかなーって」
耕介「ああ、いつごろになるんだ?」
ゆうひ「そやねー、多分午後、夕食食べるくらいまではいられるかなー」
耕介「了解。歓迎するよ」
ゆうひ「ありがとなー、耕介くん、好きやでー」
耕介「俺もだよ。……じゃ、また明後日」
ゆうひ「ほななー」
(ブツッ)
耕介「……うん。あさってか。
   愛さんたちに連絡しておくかな、みんな楽しみだろうし」
(同時刻・オーストラリア・シドニー
ゆうひ「ほななー」
青い髪の女性(アイリーン)「愛しの耕介くんへのラブコールは終わったかなー、ゆうひ−」
フィアッセ「アイリーンってばまたからかってー」
ゆうひ「ふふん、会えない時間が愛を育てるんよー」
青い髪の女性「うわ、見事にノロケられたよ」
フィアッセ「素敵だね…♪」
マスコミA「あ! あそこにいるのは!」
ゆうひ「あ、やば」
レポーター「そこのお三方ーー!」
フィアッセ「あら見つかった…アイリーンっ、わき道っ」
青い髪の女性「ほい来たっ」
(エンジン音)
マスコミA「あ、くそっ、おい、おいかけろ!」
マスコミB「む、無理っすよ! こんなワゴンでスポーツカー、追えるわけないじゃないですか!」
マスコミA「くぅぅ……! だがくじけんぞ!
    若き天才・アイリーン=ノア! 天使のソプラノ・SEENA! 光の歌姫・フィアッセ=クリステラ!
   世界に名をとどろかせるクリステラソングスクールの三大歌手の勢ぞろいなんて特ダネ捨ててたまるか!」
マスコミB「三原さーん、んなこといったって写真も取れてないんじゃ、デスクも拾ってくれませんってば」
マスコミA「ええい、俺はあきらめんぞ、千夏、父さんはやるぞー!」
マスコミB「やれやれ……」
(空)
???(フェイト)「……歌姫……あの人が」
????『彼女の記憶を奪うことができれば十分なエネルギーが手に入れられるかもね』
????『ねぇ、私のかわいいフェイト、母さんのお願い、聞いてくれるかしら?』
フェイト「はい、母さん……」
(日本・高町家・朝)
晶「いっやぁ、悪いなぁ、なのちゃん、朝から手伝わせちゃって」
なのは「レンさんんの様子はどうなんですか?」
晶「風邪だよ、単なる風邪、全く。窓開けっ放しで寝てたんだぞあのカメ。おかげで俺一人で飯つくりじゃねぇか。ほんと、なのちゃんがいてよかったよ」
なのは「あははは…」
なのは(そういいながら、レンさんのおかゆ作ってる…♪)
ユーノ『あ、なのは。こちらユーノ』
なのは『うん、どう? レンちゃんの様子』
ユーノ『イデアシードがとりついてるってことは多分ないと思う。さっきから僕を抱きしめっぱなし……ぎゃぅ』
なのは『あははは……ご苦労様、ユーノくん』
晶「まったく……そんで窓開けてた理由がなんだと思う?」
なのは「なんだったんですか?」
晶「流れ星だとさ、「うちはあの流れ星が落ちると死んでしまうんやー」ってお前どこの漫画のキャラだ」
なのは「そもそも流れ星って絶対おちるんじゃ……」
美由希「おはよ〜。ってあらら、レンちゃんは?」
晶「あ、美由希ちゃん、朝飯はちょーっとまっててなー。なんかレンのやつ風邪ひいたらしくて寝込んでるんですよ」
恭也「それは……大丈夫なのか?」
晶「あ、師匠、おはようございます。体弱いのに星なんか見てたせいでしょうから、俺のこの特製おかゆ食えば一発で治りますよ」
恭也「そうか。じゃ、レンのことは頼むぞ、晶」
晶「任せといてください!」
桃子「あー、いい匂い〜」
なのは「あ、お母さん、おはよう。今テーブル運ぶからー」
美由希「私も手伝うよなのは」
恭也「そうだ母さん、今日明日と俺たち山ごもりするから。晶、夕飯、何か包んでおいてくれるか?」
なのは(……修行、かな)
なのは(──私のお兄ちゃんとお姉ちゃんは、学業とは別に、ある修行をしています。御神流という剣術の修行です)
なのは(──道場などでは味わえない自然を利用するため、こうしてたまに山にこもるのです。そのこと自体は、もう馴れました。ただ…)
晶「わっかりましたー!」
桃子「ケガは、しないようにね」
恭也「美由希がヘマしなければ大丈夫」
美由希「あ、恭ちゃん酷いんだから……ふふふ」
なのは(ただ、私はあまり傷つけあうようなことは好きではありません……)
(昼過ぎ・海鳴中央病院・医局)
リスティ「よぉーっす、お姉さまが遊びにきてやったぞー」
フィリス「ああ、もぉ〜っ! フィィリィィスぅっ、ここは遊び場じゃないんだってばぁ」
リスティ「気にするない、そんな小さなこと」
フィリス「はぁ……医局にタバコもちこんで小さなことで済ませするのはリスティくらいよ…
     それで、今日は何の用?」
リスティ「ん? ああ、小遣いをやろうとおもってな」
(紙の音)
フィリス「…なにこの宝石の絵?」
リスティ「捜索対象物」
フィリス「……リスティに少しでも慈悲を期待した私が馬鹿だったわ…。
     それで、これをどうして私に見せるの?」
リスティ「探してもらうためー」
フィリス「……あのね、リスティ、私はほとんどこの病院から出てもいないのよ? それなのになんで私が見ると思うの?」
リスティ「うん、まぁ、こいつはちょっとフィリスの分野かと思ってさ。カウンセリングに来た中に変なヤツいなかったか? 体に異常はないのに記憶が抜けてるとか……」
フィリス「そうね……今週だけで三人くらいいたわね、すごく哀しそうな顔してたわ」
リスティ「BINGO♪
     たぶん、その三人はこの宝石に憑かれたんじゃないか、ってのが上の話」
フィリス「ちょっとまって、なに、じゃぁこの宝石は……”記憶を食べる”の?!」
リスティ「そーなる。…ま、詳しい話……は……」
(パタン)
フィリス「ちょっ、リスティ、リスティ!?」
(ナイフ)
フィリス「なにこれ……ナイフ……?
     そんな、どこから!?」
(同時刻・私立聖祥女子)
なのは『──! ユーノくん!』
ユーノ『なのは! …さすがに授業中には抜けられないよね。僕が先にいって様子をみてくる!』
なのは『ごめんね、ユーノくん。授業が終わったらすぐにいくからっ』
ユーノ『うん、なのは、また後で!』
(同時刻・さざなみ寮)
京子「……っ! 薫っ!」
薫「どないした、京子」
京子「どないした、ちゃうわ! 妖気反応あり、微弱やが、間違いあらへん!」
薫「なっ、まだ昼間……ええいっ、すいません耕介さん、出てきます!」
耕介「了解。ほら、握り飯、京子ちゃんの分も」
京子「こりゃおおきに!」
(走る音)
薫「十六夜よし、札よし…ええな。……それじゃ、うちもいってきます」
耕介「気をつけてね、薫ちゃん」
薫「危険は重々承知ですが、できるだけ」
(走る音)
眼鏡の女性「ん〜? なんだ、あいつら」
耕介「仕事だってさ」
眼鏡の女性「騒がしいねぇ……。っと、耕介、愛とみなみ、それと美緒にゃ連絡ついたぞ。」
耕介「あや、知佳は?」
眼鏡の女性「仕事中だとさ……ん? 耕介、そこの荷物なんだ?」
耕介「え? ありゃ、ほんとだ。薫が忘れてったのかな?」
眼鏡の女性「ほほぅ……どんなもんか中身をみてやろうじゃねぇか」
耕介「あ、真雪さんってば!」
眼鏡の女性「お……こいつは……」
耕介「日本刀……?」
(午後三時・海鳴中央病院)
リスティ「あ……ぐぁ…」
フィリス「どういうこと? このナイフ、時間が経つほどに大きくなってるし、そもそも物体じゃない…? 傷口も見えないし……なんなの?」
(扉の開く音)
?「これはっ!?」
フィリス「誰っ?」
ユーノ(少年)「失礼しました、僕は怪しいものじゃありません。ちょっと宝石みたいなものを探してるんです」
フィリス「怪しいものじゃない、といったからってそれを信じられるわけが……」
ユーノ(少年)「それはまぁそうだと思うんですが……」
ユーノ(おかしいぞ……イデアシードの魔力反応は確かにここだったはずなのに、魔力が薄れてる、ここには本体はいない…?)
(扉の開く音)
フィリス「また!? 今度はどなたっ?」
京子「怪奇警察サイポリスのもんや、ちょうすまんけど黙っておってもらえへんか」
フィリス「サイ…ポリス?」
ユーノ(サイポリス…?)
薫「今回巻き込まれたんはリスティか…」
フィリス「薫さん!」
薫「フィリス、久しぶりやね。けど、あんま嬉しくないな…
  ん? そこのアンタは、何もんや?」
ユーノ「ぎく」
フィリス「宝石を捜してるとかいってたけど」
薫「ほぉぉぅ……あんたぁ、つまりこの事件について何か知っとるな?」
ユーノ「やばっ! て、転送──っ!」
(瞬間移動音)
薫「ええい、逃がすか…!」
フィリス「ちょ、ちょっとまってください薫さん、この事態の説明を〜〜〜」
薫「……そ、そうやね。まぁ、あの金髪の少年も何か絡んでるようやけど…
  うちらが出張るような事件、妖物絡みや」
フィリス「…じゃぁ、これって呪いとかなんですか?」
京子(──霊感覚を研ぎ澄ますんや………ここにおるんはダミー……。
   ……これは端末、どこかに本体がおるはずや)
薫「おそらく」
フィリス「記憶を食べる宝石、とかってさっき、リスティが言ってましたけれど……
  まさか……」
京子(とらえるんや、思念の糸を、こいつがダミーであっても、そこを経由して本体につながるラインがあるはずや……)
薫「その、まさかでしょう……。うちらも、よくはわかってませんが」
フィリス「そんなっ……!
     じゃあ、リスティは記憶を食べられてるっていうの!?」
薫「うちらも退魔士として誇りをもっとります。……絶対に助けるから」
フィリス「……お願いします」
京子(──!)
京子「つかんだで! 思念の糸! 薫! あいつの本体を追うで!」
薫「わかった!
  フィリスはここでリスティに呼びかけを。うちらは、リスティをあんなふうにしたやつを倒してくるから」
フィリス「うん…お願いします、薫お姉ちゃん」
薫「…」
フィリス「あ、えっと、今のは」
薫「…うん。大丈夫。不安なだけやね。
  リスティは、さざなみで一緒に育ったうちの大切な同輩や。その同輩の記憶狙われて、ただで済ませるつもりはない」
フィリス「……がんばって!」
薫「ああ!」
(風芽丘・共同墓地付近)
ユーノ「ま、魔力が戻りかけてるとはいえ、瞬間転送は骨だなぁ……。しばらくはまだあの姿でいるか…」
ユーノ「スクラウ・スクロウ・リガルフル……、我が身に渦巻け変性の風、その力にて我に恩恵たる束縛を。閉ざせ、ささやきの繭」
ユーノ(フェレット)「……これでよし」
?『なんだぁ、こんなところにイタチかよ』
ユーノ(フェレット)「へ?」
斬験『けっけっけ、こいつは使えるぜ』
ユーノ「うきゅーーーっ!?」
(10分後)
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