陰陽大戦記 最終回

前半はラスボス、千二百年の孤独を味わった少年ウツホとの対決。
前回式神を消されたマサオミ、リク、トーマ。しかしその表情に悲しみは見られない。
「なぜだっ! 式神が全て消えてしまったのだぞ!」
「この星がある限り、例え人間がいなくなったとしても、式神たちは消えたりしない」
式神たちはその姿かたちを変えて太極に存在する」
「たとえその姿が見えなくても、俺たちは優しい風や激しい寒さの中に式神を感じられる」
「「「そして節季は巡っていくんだ!」」」
だが、式神たちは消えていく。それをみてウツホが狂ったように叫ぶ。
そこに、背後に前回消された式神たち復活。
「「「式神は人間を見捨ててはいない」」」
その後色々考えているとウツホが気づく。
「僕は、もういちどあのときのように……」
その瞬間、ウツホの消した式神全復活。
ウツホが本当に望んでいたのは世界を消すことなんかじゃなく、もう一度シキが見た地に囲まれたいというそれだった。それに気づいたウツホの流した涙が全ての黒を消し去る。……闇だらけの世界を彩りがおおっていくのはとてもよいものでした。
次々と復活するみんな。
そして問い掛けるウツホ。
「最後に教えてくれ…なぜ、お前は父母の愛情(という幻覚)から逃げ出せたんだ?」
「コゲンタが信じてくれたから。そしたら、僕は自分を信じられたんだ。」
「たった一人の友人(式神)に、お前は救われたということか……」
そして振り向くウツホはもはや力を失い老人の姿に、
ありがとうとお礼をいって枯れ木のように崩れ落ちるウツホ。
そして崩れ去る伏魔殿から脱出する面々。
ウツホとともに時代から流されたマサオミはこのまま消えようとするが、そこにヤクモの声。
「お前には、まだやることがあるはずだ!」
脱出後父と和解するトーマでAパート終了。
Bパート、時空を越えて閉じ込められた神流の人達を復活させるヤクモとトーマ。
マサオミと姉、時空を超えて対面……。おまけで復活してる姉の恋人。
時渡りの鏡で過去に帰るマサオミ、リクに過去に帰らないかというがリクはすぐに断わる。
リク、行方不明になっていた祖父と手毬が特産品の街で再会。
祖父に連れられ石碑の前に。
石碑には、子供を思いやる句が二つ。
そして、その下には──
「この歌を、時空を超えた我が子ヨウメイ(リク)に捧ぐ
そして、コゲンタと別れるリク。
ランゲツと別れるトーマ。
その他様々なエピローグののち、中学二年になったリクは、幼馴染みを意識して走っていく。
春だのぉとつぶやくおじいちゃんの近くの桜にはコゲンタの姿が………。


クオリティたけーーっ!

文章がいまいちなのですが時間がないのであとで直します。