あるレジうちの悲劇

 彼らは見る、薄く光る膜を。
 それは、保護膜だと彼らは知っていた。彼らのあまりに脆い身をできうる限り保護するための膜。今も彼らは乗り物にのっているが所詮はこの乗り物も耐久力はない。だからさらに保護を施すのだ。
だが、おかしい。
 普段なら口を開いて彼らを待ち構えるはずの幕は今、彼らの前にない。
 どこから入ればいいのだと彼らは思案。
 だが、探す暇はなかった。彼らを固定していたアームが今それを緩めたのだ。
 たちまち彼らは乗り物とともに自由落下を始めてしまう。
「違うっ、ここは俺のいる場所じゃないんだっ……」
 叫びを受けたせいかアームが一瞬びくつく。
 だが、その間に既に彼らは暗闇の中へ落ち込んでいた。
 死者三名 軽傷二名


──それが、レジ打ちの落とした卵1パック十個入りの末路だった。


orz
つーわけでレジ打ちしてたら、卵落としました。
ちゃんと謝罪してとっかえましたけど、あれは本当にしたくないっすね……。二度としねぇ。

それだけじゃなくてレジで誤差が1006円出ましたorz
やっぱ俺レジむいてねぇよ……。