で、最後

はいはい、四日間もかけてエロゲとか語ってる馬鹿がここにいますよー。
続きはいつもどおり隠しますね。
というわけでこれで最後。
男性向けエロゲーばっかどうして目立つのか。
女性向けエロゲーだってあるぞ、というお話について。
これは結論からみたら男性が性的に未熟なだけでしょう(笑)。
元々異性に対して好奇心がやまないのです、男性というのは。女性はそのへん、どこか優位性というか達観してる点がありますね。
これはまぁ国の性教育の点もあるでしょうし、子供を育めるのは女性だけであるということもあるし……っと、これ以上言うと論点がずれそうなので戻しましょう。
それでですね、男性向けに対して女性向けというのはかなーりパターンが違うようなのですよ。
以下俺が知る限りのものでお話します、識者がいれば是非突っ込みを。
まず女性向けのエロゲーというもの自体が男性向けのそれと比べて観点が違います。
男性向けエロゲーといえばコスチュームから始まりシチュエーションに展開……多種多様にも程があります。いや、これがもう、どこまで羽を広げるのかと。
たとえばそれは宇宙の創生に突っ込んでいったり、哲学的だったり、並行世界を利用したり、とにかくスケールが広がる広がる。もちろん広がればいいわけではありませんけれどそういうのが大好物な男性が多いわけで。
しかし自分の知ってる女性向けというのはスケールが広いわけではありません、というより狭い。
例えば一地方に出てくる女怪盗、例えば一屋敷の奴隷、例えば異世界での婚約者決めetc。
こちらが知ってるゲームが少ないというのもあるでしょうけれど、かなり限定されます。
と、いうのも別に男性向けゲームを女性がやらないわけではないからでしょう
女性向けに絞るとそうやって限定されるのは、逆に男性向けが広すぎるのです。
Fateを例に挙げますが、あれは女性にも受けてます。主にランサーとかアチャとか。
それにですね、別に女性はエチシーンが男性向けだろうと気にしない傾向があります、むしろ攻めさせろという方向になってる。
男性は基本的に攻めばんざい、受け女の子うはー、なわけだけれど、女性もそういうときは攻めなのです。
だから女性向けエロゲは分野として目立たない。だってメインの客層が限定されすぎてるからどうしても男性向け以上に話に昇らない傾向があるのです。
 
まぁ、たまに女性向けエロゲだけどどうみても男性がプレイして違和感がない作りこみがあったりするものもあるようですけれど、それはおいといて。
では、これと閉鎖主義が何の関係があるのか。
そもそもエロゲーってのは現実ではできないことを補佐するために作られてます。それがエチシーンがあるから18禁です、といわれても現実にはできないことがそんな小さな枠に囚われるはずがない。
現実の代行者ともいえるプレイヤーがエロゲーでできることは世界の破滅やら世界征服やらあります。
それが理由の一つにすぎないかといったらそれも違う。むしろ目的としてそれがあって女性が襲われてるのは単なる理由付けにすぎないものだってあります。
で、ここで出てくるのが精神的な問題。
エロゲーという枠で表現されたことを受け取ったプレイヤーがそこに囚われるという問題がでてきます。
 この傾向が閉鎖主義になる過程は前項までにいってきた独占欲です。自分が一番ガンダムを上手く扱えるんだ!ゲームを知っていると考え出すんですね。
と、同時にエロゲーという枠しか見れない人がでてきます。
どちらも18禁ということに惑わされてると思います。
そも、エロゲーは当初こそ「プレイヤーができないことを補佐するために作られた」話でしたが、今ではそれだけではなく「ライターが語りたいことを補佐するために作られた」話だったりするのです。
それを高尚だなどというつもりも、だから守るべきだというつもりもありません。
エロゲーの中でしかできないこと、そして残念ながらその中でしか語れないことがあるのです。
だから、エロゲーの規制問題は難しい、ほんと難しい。
かといって、購入者を完全制限(IDカードとか)してしまうのも変な話ですしね。

一番簡単な話、エロゲーエロゲーとして受け止めるだけではない柔軟な態度を全てのプレイヤーが持てばいいと思うのですよ。
議論をかわしつつも、これはエロゲーであることを頭に入れ、かつエロゲーと現実の境目を見出しそこに感動しつつも達観する。
あ、全然簡単じゃない(笑)。むしろ複雑やんけ(笑)
まぁ、閉鎖主義・通称ニュータイプ思考に陥らないコツは批判やら何やらを受け止めることだと思います。
で、全く自分の趣味と関係ないひとにも交流を持つべし
岡目八目、第三者の意見ってすっごい的を射るもの多いですからね。
あー、あまりに博学すぎて知らないものなんかないという方はお手上げです、そういう方はむしろ宇宙の真理を究明していただきたい。あと次世代スペースシャトルの設計も(笑
というわけで長々と語ってきましたが、言いたいことは「常に第三者である友人を持つべし」「エロゲーでしか語れないことがある」というところでしょうか。
インターネットだと友人探しは難しいんですよね……よっぽどの偶然が働かないとなかなか……。
まぁ、見つける手段はその人任せにうっちゃります(コラ
というわけで四日間にもわたる論争、着地点や論理的にどうだったのかについては、感想、批判、異論などトラックバック含めて承ります。
それではこのへんで失礼します。