タイトル

五霊闘士オーキ伝のほうは残念ながらもってないんでまたの機会に。
最初わいわいにみせかけて、実は欝展まっしぐらの土門弘幸が帰ってきた!
突然異世界が口をあけるようになった未来、異世界の生物に対抗するために感受性の高い子供を討伐の道具とする時代のお話。
異世界の名は”聖地”、人に望まれていたものの人を寄せ付けることのない毒の大地。そこで得られた魔晶とよばれる聖地の生き物が自らの意思で閉じこもる宝石。
この魔晶にリンクできるのはなぜか少年期の子供たちだけ。
主役は二人、ミオと美緒。どちらも潜在能力が高く、特別な魔晶とリンクできるためもっともオトナたちに期待される少年時代の少女たち。

一巻では朗らかわいわいな性格のミオが、敵を倒す機械に徹するようになったり、優しく温厚な美緒が、人間相手に殺しの業を振るうことになったり
二巻では守ろうとした人間を守れなかったり、親交の深かった友人が寄生されその友人の姿をしたナニカに圧倒されたり。
三巻ではミオがあんなんなって、美緒のパートナーがあんなんなって、そんでもって最後は大都市に”聖地”が降来。

そして何よりも欝展
四巻でようやく反撃だ、と終えるようになったのに続きがでない
…………読み直してみると、この巻、実はとんでもないリミッター解除をしている。
主人公たちがリミッター解除をする展開というのは実に燃えたのだが、しかし。
「特別な魔晶」じゃない少年までリミッター解除しちゃったせいで追加するリミッター解除状態が増えすぎてしまったんじゃなかろうか(笑
正直俺は4巻を設計ミスだと思ってますw 
よんでみればわかります、多分これはやっちゃぁいけなかったw

あ、余談ですがこのセブンスヘブンはネタバレ抜きのあとがきでかなり面白いです。婉曲表現が(何
読めば読むほど、作者の体調が心配になるのでやっぱこれも欝展?
「ハッピーエンドに飽きてきた」「ちょっと風変わりな魔法の使い方を観たい」「少し現代的な装備のファンタジーを読みたい」
そんなかたにどうぞ。ただし読むのは三巻までで、四巻読むと否が応でも続き希望してしまいます。
……だってあそこできられたら…ねぇ?