本日の読書

すべてがFになる 森博嗣

シックスセンス発動によって最初から犯人の目星がついたぜ!
ミステリー系統としてはありがちな話なのだが、98年の作品なのに7年経っても変わらず読めるというのはこの作品が良作であることを示してると思う。
この話の謎は三つ。
謎1
 十五年前の天才少女の殺人
 天才少女はなぜ両親を殺したのか?
謎2
 殺された天才女博士
 なぜ彼女以外誰もいないはずの密室で彼女は四肢を切断された上で殺されていたのか
謎3
 断たれた外界との連絡
 天才博士が作り出したOS”RedMagic”、セキュリティやプロテクトが万全なそのプログラムがなぜ突然外界との連絡がとれなくなるというトラブルにみまわれたのか

感想
確か俺の記憶ではRedMagicって「赤い風呂敷を使った人体消失手品」だったと思うんですよねー。
とりあえずある一点においてカードの伏せ方が卑怯。トリックなどはわかるけどそこにまでたどりつかないだろ、あんな情報じゃ。
それ以外は本当、探偵役が最後にたどった思考どおり。秀逸です。
皆さん、よんでみてはいかがでしょーか